前回書いた学習デスクのDIYブログ記事
の続きです。
高校受験部屋のデスクと人間工学の解説
仕事後に甥っ子に作った机を実家に運んで甥っ子を呼んで受験勉強部屋を見せたら凄く喜んでくれました。人間工学って知ってる?っと説明して身長と机の高さと椅子の高さのことを説明し、数学好きな彼はオーダーならではのサイズ選択できる利点を理解していました。
セッティング後、甥っ子君に私と母が好きなミッフィーちゃんマットを敷いて見せたらミッフィーちゃんのツッコミは全く無く、フカフカやしめっちゃいいやん!って受け入れてくれました。姪っ子1.2がいるから普段からかわいいキャラに囲まれて違和感ないのかも。机も気に入ってくれて勉強やる気も出たらしく一安心です。
また追加で足元を寒さから守るクッションを購入したのを出して見せたのですがそれもお気に入りのようです。そのクッションの厚みも椅子高の計算時に含めないといけないよっとまたウンチクな私。
家具職人が考える仕事の役割とは?
個人的な考えですが私の仕事は家具を作る仕事、ではありますが、家具を通じてお客様の不便や困り事を軽減したり気持ち良く過ごせる空間で生活や作業、時にはメンタルをサポートする裏方役だと考えていて、それは既製品でもオーダー品でも変わらず、使う人がどのような気持ちで購入して使用してどんな未来があるか?を妄想しています。
- 本を収納する(本棚)
- ご飯を食べる台を用意する(テーブル)
- 食器を片付ける(食器棚)
- テレビやネットを快適にみる(リビングボード、パソコンデスク)
- 歩くとき危険なので床に物を置かない(壁面収納・収納ワゴンなど)
- 仕事の道具や資料など整理して効率よく作業をしたい
といったように、目的や悩みがあってその解決策が家具、というように人それぞれ家具が必要な理由や動機が変わりますが共通点はやはり、目的達成(悩み解決)の手段が家具だった、というようにお客様のニーズをくみ取り、それに応える面白い仕事です。
そしてこれは私が家具職人という選択肢を持っているだけで他の産業でも、通じることだと思い、例えば徒歩より早く目的地に着くからお金を払って電車に乗る、車を買う。元気になるから映画やお笑いを観る、気づきを得るために読書するなど、どのような仕事をしていても、お客様や自然環境含め、何かをサポートする、ということが含まれていてその仕事内容の先にある役割部分に目を向けるようにしています。
(勝手なこじつけもありますが、お金以外の目的がなく仕事するよりは、やりがいや責任感、気合入ります。)もちろん私の考えであり皆が同じではありません。
改めて体感させてくれた甥っ子君にありがとう
ちなみに届いた背もたれがオレンジの椅子、私からするとミッフィーちゃんカラーでしたが、甥っ子君からしたらハイキューの日向翔陽カラーでお互い違うイメージであれどお気に入りになりました。