先日、3600 mmのカウンター天板を製作しました。搬入の都合上、1800.600.1200の天板を製作して現地で連結して設置するタイプです。
連結した際に、連結(ジョイント)部分に隙間や段差ができないよう、最初に下地の状態で連結し、段差を削り合わせたあと
仕上げのメラミン化粧板を隙間なく段差なく綺麗に貼り付ける作業で集中力が必要になり、個人的に好きな作業です。
下地の状態で脚パネルをクランプで締めて木口と天板の目地払いをし水平器で水平を確認します。(今回脚にアジャスターが付いているので調整しやすかったです。)
まずは木口面から貼りますが、極力一枚板に見えるよう木口面も段差や隙間がないようにメラミン化粧板を削り合わせて貼りました。
木口のあと、天板にメラミン化粧板を貼ります。今回3分割ですので真ん中を貼ってから両サイドのジョイント部分を削り合わせるのですが、この作業が時間がかかり慣れないとドンドンひどくなり、特に納期が迫っている場合には妥協して隙間があいたまま仕上げに入る人もいます。
もちろんお客様からするとそこまで重要視していないこともあり、職人の自己満足かと思いますが、私はピッタリ合うまで辞めません。上手くできたらその日は気分がいいです 笑
こちらが家具のお化粧後です。
トリマーで面取りをした後で天板に屑が乗っていますがあとからしっかり掃除しました。
ちなみにプライベートで出かけたお店のカウンターやデスクなどのジョイント部分や木口面を無意識に手で触ったり、隙間を確認してしまいます。
店舗什器だと意外と段差や隙間があり、これでOKなの?と驚くこともありますが、お客様からはさほど見られてはいないんだなあとも思います。
しかし、いつでも丁寧に作る癖や技術、集中力を身につけておくべきだし、仕事として大切な心構えだと肝に銘じ、スキルアップを重ねています。
“長さ3600 mmの連結カウンター天板製作事例・メラミン化粧板の貼り方” への1件のフィードバック