人造大理石の天板を使用したオーダー洗面台製作事例

大阪の木工所にてオーダー洗面台を製作していたので写真撮影しました。工場にて製作途中&依頼があった業者さんに納品なので設置事例はありませんが…

人造大理石の天板は特注で依頼し、お客様が使用する洗面ボウルの大きさに合わせて穴あけ加工をしています。

とても広い洗面台、ホテルや店舗などではよくありますが個人宅でもこんなに広々とした洗面台は憧れますよね。

塗装前、扉も金物調整のため仮パネルですが、天板が乗る前の下台です。
人造大理石の天板を使用したオーダー洗面台製作事例

人造大理石の天板に洗面ボウルをはめ込みます。ここでサイズが間違えている、もしくは洗面台の下台になにか干渉物があると入らないので大変です!

もちろん…無事に納まりました。
人造大理石の天板を使用したオーダー洗面台製作事例
こうなるまで安心できません。後は扉を取り付けて完了です。

塗装後の下台です。

人造大理石の天板を使用したオーダー洗面台製作事例

1枚扉のスライド扉です

人造大理石の天板を使用したオーダー洗面台製作事例

洗面ボウル用の穴あけ加工の余談を…

今回は人造大理石の天板でしたが、アイカのポストフォームや天板表面にメラミン化粧板を貼って、洗面ボウルが入る大きさの穴加工を自分ですることもありました。

平面だとNCルーターでもできますが、ポストフォームで前垂れがついていたり立ち上がりがついていると吸着が悪かったり、立ち上がりが邪魔して押さえが効かないなどがありますし、

また楕円などの場合は治具を作るのが難しく、洗面ボウルの開口の型を天板に写してその線に合わせてジグソーで慎重にくり抜くのです。少しでも歪むと洗面ボウルによってはツバが少なく、切り口がはみ出ることもあり失敗します。ジグソーはぶっつけ本番で使いこなせるようになりました。

見習い当初、ファミリーレストランやファーストフードのトイレの洗面台を作る仕事がとても多く、最初は使ったこともない工具で作ったことない家具を作る日々で誰にも聞けず泣きながら作っていたのでとても覚えています(笑)

他の記事にも書いた手動具の糸鋸( 100円DIY・糸鋸の使い方と刃(歯)の替え方 )はアナログですし、刃物が持たないし時間がかかる不向きですが、ジグソーは電動なので馬力があるぶん、しっかり押さえてくり抜くという筋力も必要です。


マキタ/makita ジグソー JV0600K


ボッシュ ジグソー PST800PEL 1

電動工具はDIY好きの方からとても人気ですが、怪我をしないようにお気をつけください…。木工は楽しいけど怪我や事故とも隣り合わせです。

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