
わたしはモノづくりの作業で『出来ない』ではなく出来る方法を考えて取り組みますが、今日早めに作業が終わって空き時間にすることあれば…と聞いて頼まれた作業が指を落とすリスクが高かったので長年指10本キープを優先してアッサリ早帰りしました。
大体しなくていい作業をした時に怪我するケースが多いので、切り上げて正解だったと思います。若いときは体力も集中力もあるし、やらない選択をしたら自分に負けた気がして無茶したりしてましたが経験上、無理した時の方が失敗して補修に時間がかかったりするので回避して大人になりました。
ちなみに今回避けた作業で使う機械はルーターマシンです。ルーターマシンはもちろん使えるし、普段も使ってますが、見習い時から口酸っぱく怪我しないように扱かれてきたから良い意味での恐怖心をいまだに持っています。
今回の作業は材料を押さえて回転して切り抜く作業で、刃がすぐボロボロになるパーチのメラミンボードで負荷が高いため、集中力切れる夕方、しかも空き時間に急ぎではない仕事をわざわざするより安全をとりました。
たまたま見つけた怪我事例100件!想像できます。このサイトを定期的に見て恐怖心を忘れないように役立てます。このページ、木工機械使う人に見てほしいです。
・木工所内にて、ルーターマシンで椅子部材穴あけ加工の穴位置等セッティング作業中、両手で穴あけ位置の調整をしながら、回転するルーラービットが部材に入っていく時に、部材が固定不十分の為に暴れ、左手を瞬時に引っ張り込まれ、刃物と左手親指が接触して負傷する。
・工場でルーターという機械を使って木材を削る作業中に、湿気が強く木材が滑らず、右手の中指と人差し指が機械に入ってしまい怪我をした。
などなど…緊張高まる事例です。
→ 中央労働防止協会135面とり盤、ルータ、木工フライス盤を起因物とする死傷災害100事例(-2017年)
断るのはカッコ悪いと無理して引き受けて労災などで迷惑かけるよりは、冷静になって、翌日に持ち込む方が賢明です。
何より自分の身体が大事!指損傷したら日常生活にも多くの支障をきたすし、精神的にも良くないです。怪我しない方法を考えて安全に長く好きな仕事したいですね