オーダー家具の相場や値段の考え方・儲かる木工って?

オーダー家具は仕事内容や取引先や使う材料により単価が全く変わってしまいます。とくに競争率の高い量産系の家具は低単価、効率や機械化がいかに良くできるかというのが勝負でもあり…最近では大手さんの参入もありどんどん値崩れをしているようです。(聞いた話なので個々で要確認)そんな背景がある6月中旬のつぶやき。

低単価・短納期で心身と時間をすり減らしているのが忙しく儲かっていると勘違いしてる人に家族との時間や休みを取るようにと時間内に終わらせてきちんと利益が出る仕事を依頼しても取り組まない・手を出さない・自ら単価を下げるなど…自分を高めて自信と対価に対する責任を持たないなら仕方ないのかな

残業をして忙しくしていることが正義だと思っている木工所の経営者ってけっこういて、計算すると残業代を支払う余力もないくらいの利幅なのに、残業しないと納期に間に合わないなど負のフープがみてられず、いつもまっとうな価格で仕事ができる取引先を開拓せねばといろいろ案件やその方法を紹介するのですが当の本人が二の足を踏んでしまうし安く見積もりを出してしまうのです。(低単価の慣れでまっとうな数字を提案することができない)

という私も独立して初めての仕事でベッドの見積もりをした時、高いからお客様に申し訳ないと思ったり(通った)これは断られるだろうとドキドキしたり、理不尽な値下げ交渉されたら絶対に受けないなど段々と真っ当価格の免疫つけてきた。安く受ける方が精神的に楽かもしれないけど周りが我慢している

この周りが我慢というのは家族などです。本来であれば一緒に過ごす時間や生活費をもう少し増やすことができるのに、自分だけが精神的に楽をして安く受けることにより家族を後まわしにしてしまっているということです。

ただ高ければ良いとか儲かれば正しいのではなく必要とされることに役立てる仕事をすれば適正価格でトラブルなく成立するということ。安くても高くてもお互いのバランスが良ければいいけど片側だけが苦しい(値引き強要・逆にぼったくり)のはおかしいと思います。

価値以上の価格をつけて不当に儲かる・理不尽な値引きで買いたたくなど、そういう世界や価値観の人と取引をすることは長続きしないし良い関係も気づけないし、あとあとトラブルが起きるので避けています。

ご要望の予算や材質で作ることはできますが、それだと希望する機能は果たせない、すぐ買い換えないといけなくなりますが、こうすると機能は果たせます。しかし予算オーバーしますと理由や選択肢を提案するのも仕事だと思うし、私の場合、ここに依頼する方が得意分野で要望に近いかもと紹介したりします

といったうんちくつぶやきを時折するTwitter。基本的に仕事では使ってないので好きな芸能人やミッフィーちゃんや姪っ子甥っ子、介護生活、読んだ本の話のことなどがメインです。

儲かる仕事って定義が金儲け目的で悪のイメージがありますが、役に立ち必要とされるもので正当な価格で訴えもなく利益を出している木工と考えたらオーダー家具屋さんでは結構あるのではないかと思います。また薄利多売でも大衆が喜んで使っているのも正しく儲かっているのだと思います。

安い材料で強度や品質を偽ったり誇大に商品説明をして儲かる、と同じではありません。