自分の中に毒を持て&能登半島地震神社復興募金

田舎移住して息抜きで始めた海辺のウォーキングから一人では怖いところを歩いてみたくて参加したイベントからのボランティアガイドの勧誘で、今まで興味を持てなかった歴史や地質や植物のことについて学びはじめ、無信心・未宗教の私が神社に興味を持ち始めて数年…

神社参拝についてはこのブログでも何度も書いてきていますのでもしかすると私がゴリゴリの神道と思われているかもしれませんが、すごく知識があって信心深いわけでもなく…ガイドで学んだことによりその地の歴史や暮らし、建築を知ることが楽しいのと、神頼みというよりは拝殿から独り言を聞いていただいて精神を保てることのお礼と聞いていただいた目標に関する報告を繰り返しているという感じです。

で、今朝も仕事前に時間があったので参拝した所、鳥居の手前の案内板のポスターが新しく変わっていて、今回は岡本太郎さんの自分の中に毒を持て(AmazonnPR)から抜粋したフレーズが書かれていました。

自分の中に毒を持て
自分の中に毒を持て・岡本太郎

『僕はありのままの自分を貫くしかないと覚悟を決めている』

勝手な解釈でおこがましいのですが、貫くしかない、という言い回しに少し揺らぎがあって、覚悟を決めているというところに強さを感じました。今となれば耳慣れた言葉かもしれませんし当たり前だと思われますが、きっと岡本太郎さんの生きてきた時代は前に倣え、が常識で、はみ出すことが許されず、個性というものが認められにくかったと思います。だからこそ重みがあります。

このように温故知新で様々なことに深堀出来るようになったのもガイド活動を始めたおかげです。なぜなら自分の興味の有無関係なく、お客様によって必要な知識や情報は知っておかねばと思ったし、ガイド用のブログにも記載する役割を担っていたので自分が理解しないと描けないのでおのずと深堀するようになったことから今度は好きな趣味に変化しました。

岡本太郎さんの言葉も神社に来たから知れたわけで…神社の空気や建造物で精神的にも整わせていただいて感謝しています。

今回、能登半島地震で被災した神社もあり、きっと地元の方々の心のよりどころであったと思うので復興はいつになるのかな…とは思いつつ何もできることがない自分への虚しさも感じていたところ、被災神社を通じて募金できることを知り、微力ですが募金をしました。