介護DIY・視力低下や手の麻痺をサポートする室内家具の扉を考える

福祉住環境コーディネーターの家具に関する項目の勉強をするにつれ、今の私では不便の想像が付かない『高齢者の視力低下』のサポートが必要なんだなと気づかされます。

高齢者の視力低下に対応する段差のサポート

  • 老眼
  • 白内障
  • 緑内障
  • 加齢黄斑変性
  • 飛蚊症
  • 眼瞼下垂

など、視野が狭くなったり霞んだり、欠けたり、歪んだり、違う色に見えたり視力が下がったりなど様々な視界の変化が起こります。(個人差あり)

若いうちに同じカラーでも見えていた段差が見え辛くなって玄関の上がり框の端が見分けられず転倒する恐れを予防するためや、敷居の引っ掛かりを予防するために違う色を使うなど、気を配る必要が出て来ます。

介護DIY・加齢による目の病気に対応する扉を考える

ここからは家具を作る仕事であり、自分自身も生活で使う個人的な考えですが、

私は家具の扉は取っ手がなくフラットタイプが好みで、取っ手をつけずに手がかりタイプやテーパー仕様にしたり、プッシュオープン金物を使い見た目がストンとしているものを設置したいタイプなのです。

手がかりタイプ例
テーパー仕様例
取っ手が付かない扉のキッチン流し台例

ですが…

目にトラブルが出来ると扉の境目やどこを押せば開くのかがわからなくなる事があります。長く使う癖で使い慣れている場合は大体の場所は把握して感覚で可能ですが、

家具を買い換えたり同居を開始して初めて使う場合や、認知症になると開け方が分からず教えてもまた忘れたりなどトラブルに繋がることもあります。

私なら…フラット扉の仕様は採用したいので対策をイメージしました。

高齢者の住まいに採用したい収納家具の扉

冒頭に書いたように見分けがつきやすいように取っ手の色と扉の色を変えることがわかりやすい回答ですが、個人的にもっと掘り下げると、

取っ手が飛び出していると身体をぶつけたり衣服を引っ掛ける可能性があるので控えた方が良いと思います。

フラットタイプのライン取っ手例
掘り込み取っ手例
プッシュツマミタイプ

など取っ手は付けるけどフラットになるタイプの金物を使うか、プッシュオープン金物を使うなど、家具の凹凸を無くした方が引っ掛かりリスクは軽減するかなと。

また我が家で言うと、母は脳梗塞の後遺症があり、左手が思うように動かしにくいため、さらに将来の筋力低下を考えると力が必要なものは避けたいと思っています。

脳梗塞の後遺症やリウマチで手の動きに制限がある場合の扉を考える

視力だけでなく、手の動きに制限がある場合は力が少なくて済む扉が良いです。

  • レール付きの引き戸
  • プッシュオープン扉

などですね。プッシュオープンだと指だけでなく肘とかで開ける事もできますが、視力の問題と併せてどこをプッシュすれば良いかわかりにくい場合には綺麗に剥がせるシールなどを目印にしようと思っています。

 

引き戸なら車椅子の時でも開き扉では開く際に扉に当たらないように身体を避けるスペースが必要だったりしますので狭いスペースでも扉の開閉がしやすい引き戸で開閉がスムーズになるレール付きが良いと考えます。

家具ではなく室内の扉を引き戸にする場合は、敷居の段差を解消する掘り込みのVレールなどの配慮が必要になります。

私はお一人様老後が目に見えているため、母のことを考えつつ自分の未来を考えて妄想しています。