家具職人になりたいと目指した頃、ヒョロヒョロで指も細く爪を綺麗に伸ばして、付け爪無しで綺麗にネイル出来るのが自慢の手で好きでした。
あれから月日が約20年経過し、爪は常に切り、指の節はゴツく、掌は豆がチラホラ、よく見たら節にも豆が。
仕事内容によりますが私は収納家具をメインに作るため、大きく重い材料を持つことも多いため、それに対応している手だから証でもありますが
やはりレジとかではいい歳したオバサンがゴツい手で恥ずかしい時もあり、逆に他人の働く手、例えば花屋さんなど手に傷やテープを巻いている人や農家さんの手や腕を見たら微笑ましくなります。
目は口ほどに物を言うといいますが、手や体型も口ほどに物を言うと思い、大事な履歴書でもあると思う反面、
以前テレビで女優の矢田亜希子さんが、家事も育児もしながら手の手入れをめちゃくちゃ頑張っているのに、何もしない手だと言われ憤りを感じる話をしていましたので、仕事しながら美を保つ努力まで私は出来ていないだけだとも解釈しています。