カウンターのメラミン貼り方

4×8(ヨンパチ約2440×1220)サイズのメラミン化粧板を600に割り、下地となるランバー合板に速乾ボンドを塗布して、木口にはウォールナットの無垢板を貼り、一枚板のように化粧をする作業をしました。

使用目的はホテルの窓際の小さなカウンターになるようで、現地で幅をカットするため2400の長いままで、奥行きだけ正寸にカットします。

メラミン化粧板は厚みが1.2㎜くらいのため長いままだとぼわんぼわんするため、貼る時に思いもよらぬところで接着しないように気を付ける必要があります。(速乾なので一度接着するとめくるのが面倒でかつ、ダマになると綺麗に貼れない)

二人で作業するときには板の端っこを持ちあげてもらうと安心ですが、一人で作業することがほぼなので一人でメラミンを失敗しないように貼るコツは恥をかいたり焦ったりして積み重ねて身に付きました(笑)ほんとメラミンって失敗するとやり直し作業がとても面倒なので絶対にゴミが噛まないよう、曲がらないよう慎重です。

過去にも何度かメラミン化粧板でカウンターを作ったり天板を作る内容の記事をアップしているせいか、最近ではDIYでメラミンカウンターを作りたい、メラミンの貼り方、DIYでメラミンのテーブルを作る、などという検索が当ブログにはあるので改めて写真を撮ったものを解説します。

桟木は出来る限り厚みが薄すぎない(薄いとメラミンが浮き切らずに調節時に接着してしまう恐れあり。)ボンドが付きにくい鉄芯などで表面がきれいで接着面が少なく、抜き取りやすいものが良く、桟木が汚い、適していない場合、抜きにくいことで速乾が接着面でダマになったり、引き抜く時に棒に着いたゴミが噛んでしまうこともあります。

いつもはダボレールの余りなどを桟木代わりに使うことが多いのですが、今回は木口に貼る桟木の余りが綺麗でかつ厚みも程よいしR面と直角面だと抜きやすそうなので使用しました。

カウンター天板を作る際、実寸より少し大きめに材料を用意し、貼った後に正寸カットをしたり、正寸の下地に大きめのメラミンを貼ってトリマーで目地払いします。

この時は半日でこの工程を20回(20枚貼る)繰り返しましたが、一枚も大幅なずれやが空気やゴミが入ることなく終えましたので気持ちがいいです。コツがつかめず慣れない時は1枚でもゴミが噛んだり空気が入ってしまうと貼りなおしをするのに時間をロスするのでストレスがかかりますし当然利益もマイナス要素になります。

雇われ職人の時は失敗すると申し訳なさ過ぎて情けなすぎて、給料泥棒だと自分を責めて誰もいなくなった帰り道に泣いたりもしてました。好きでやりたかった仕事なのに自分の不器用さとか不注意で失敗する日々は精神的にきつかったですし、そもそも無垢板じゃないんや…っという現実にモヤモヤしたりと今は思い出話です。

失敗に失敗を繰り返しての今ですので初心者の方を責めることはありませんが、DIYでメラミンを貼る時、特に大きくて長いものを貼る時には十分にお気を付けください。ゴミが噛むとすごく目立ちます

追記

木口にウォールナットの無垢材を接着しました。現場で同色塗装するそうでメラミンに貼ってあるフィルムは塗装の養生の意味含めてはがさずに出します。これで塗装が終われば一枚板のように見えるメラミン化粧板の天板になります。

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