家具を購入する際にネット通販や家具量販店で販売されているお客様組み立て家具のメリットは
- パーツで梱包されているので運びやすい
- 配送料が安くなる
- 搬入口が狭くても室内で完成品にできる
- 完成品家具より値段が安い
等があげられます。しかしデメリットとして
組み立てた家具を引っ越し時に解体すると元に戻すことができない、引っ越し業者に拒否されるため解体処分をして新しく買いなおす、といったことがあります。
ねじ式組み立て家具はなぜ元に戻せないのか?
お客様組み立て家具は材料にもよりますが、パネルの芯材にパーティクルボードやMDFを使用していることが多くパーティクルボードは木材チップ、MDFは木材などの植物繊維を原料とした繊維版の為、穴あけなどの加工を施すと切り口などがもろくなります。
その為、ねじ式の組み立て家具でねじより小さめの下穴に対してねじ込んでくみ上げた家具を解体するときにねじを抜くと、その穴はとても緩くなり、元に戻すために同じ位置にねじで締めつけても空回りして連結することができなくなってしまうことが非常に多いです。
そういった理由から元に戻せないので引っ越し業者さんやニトリやIKEAなどに代表される家具量販店の組み立てサービスは新品の家具しか受け付けておらず、例え販売元で購入した製品でも再組み立てのサービスを行っていないケースが多いのです。(買いなおしが必要なパーツのみの販売をしているお店もあり)
しかし、まだ使える家具を捨てるのはもったいない、お気に入りなのでまた再使用したいという方にとってどうにかDIYで再組み立てをする方法を探しているかと思いますので簡単にできる方法を紹介します。(木ダボ式には活用できません。)
自宅にあるアレを使って広がったねじ穴を埋めることができる
ねじ式の組み立て家具を解体するとパネルの木口にねじが入っていた穴が開いています。そこに木工用ボンドを入れて自宅にあるつまようじを数本入れてねじの下穴をふさいでつまようじが組み立て面にはみ出さないように気を付けてボンドが半渇きになるのを待つ、ただこれだけです。
本来の芯材の木質繊維や木材チップとなじみ下穴がきつくなるのでねじ締めが再度できるのです。ここで下穴が大きいからと木ダボや割りばしなどを入れてしまえば?とお考えの方もいますが系が下穴に合わないと隙間ができるし堅木の場合、下穴をあけるビットがないと手のドライバーで絞めるのはとてもしんどいのでつまようじのように繊維やチップに近い方が隙間も埋めやすく適しています。
このとき必ず木工用ボンドを使用してください。接着作用がないとねじ込んだ時につまようじのみが穴の奥に入り込んだりボロボロと外に出てくるだけでもともとの下地との締め付け感を得ることができないからです。
前提として、ねじがきれいに外せてパーツに破損がない場合に限ります。応急処置的な感じですが、家具のねじが弱まった時の自宅で簡単にできる補修方法としてお役立てください。扉の丁番のねじが抜けてきた場合などにも応用できます。
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“簡単DIY・ねじ式カラーボックスなどの組立家具を解体して元に戻す方法” への1件のフィードバック