作業療法・リハビリ精神医療に木工の効果は?起立性調節障害の話

起立性調節障害の子を1年に渡り仕事手伝いに誘って今の改善とその後の生活(大学受験・就労)の体験サポートをしています。前日夜は元気だから明日の朝も大丈夫と思って親や友達に登校や部活やバイトの約束しても想像以上の体調の悪さで起きれないことが続き信頼も失い、自責の念で苦しみ悪循環。

体調が良くなる昼から登校の努力はするけど出来ない事が重なり、諦めた方が目の前のことが円滑に行くので人と関わらない・約束しないなどいわゆる不登校や引きこもりに繋がり、楽しているようで苦しい日々。理解不足の親が成人したら家を出て自立しろという気合いと責任感の入れ方は悪気は無いとしても追い込まれて逆効果です。

なぜなら本人が1番、このままではダメと自責してるから。起立性調節障害は自律神経の乱れから来るめまいや吐き気や頭痛に腹痛など見た目にわかりにくサボりとか甘えとか夜更かしか悪いと誤解されがちで本人も『なぜ自分は皆と同じように出来ないのか』と深く悩んでいます。

私は随分しつこいですが何度ドタキャンされても途中で抜けても音信不通になっても体調不良や自責の念だと思い、本人が希望する限り、外に出て体を動かして労働の対価を得る経験て少しずつ成功体験を積み重ねることを応援し、思春期が終わる頃、自律神経が落ち着いて環境要因も解決すればと願っています。本人や周りが起立性調節障害の改善に向けて行動しても、自律神経が乱れる要因が成長期以外で、家庭環境にある場合は本当に難しい…

こう出来るのも母が高次脳機能障害になり、理解するためにたくさん知識を身につけたからであり、今までだと私も気合いと根性で判断してサポートを諦めていたと思います。脳に起きる様々な事を理解するよう目を向けることだけで私にとっても人間関係のストレスが緩和されています。結局自分自身の為です。

今まで神経発達症(発達障がい)の人と働いたり、様々な精神疾患や生い立ちによる認知のゆがみで非行に走ってしまう若者などと働いたりサポートする中で、自分自身も含め、木工は心を落ち着かせる効果や自分と向き合ったり整えることができる効果があると体感しています。ただこれ自体が相手にプレッシャーを与えて悪化してしまう可能性もあるので私自身も要注意。まだまだ頼りないおばさんです。

今私は、精神科医の有料講義・自助会などに参加していることや犯罪学などにも少し興味があり、そういえば刑務作業や福祉の作業療法にも木工とか農作業とか手芸があるよね。私自身、木工修業を始めてから自分自身の問題にたくさん向き合って改善し、農作業でもどっぷりはまり精神的に助けられた経緯があることに気が付きました。特に作業療法など知らずに自然と行動していたことです。(ブログをさかのぼるとわかると思います。)

っということで今インテリアコーディネーターと二級建築士の資格試験に追われていますが落ち着いたら木工の作業療法についても勉強してみようと思います。

“そこに今の私が居座るのは烏滸がましいから相応しい自分になるようにまだまだ改心と磨きをかけていきたい。歪な年輪だけど腐らず生きた根をしっかり張り陽が当たる風通しの良い場所でいずれ太い幹になるよう励みます。”

→ 追記・家具職人を目指して良かった話

更なる追記として、心理検査を受けた話を記載しました。木工は認知行動療法的にも矯正や作業療法としても自分にぴったりのプログラムなんだということ、そしてそれが仕事(収入)にできている不得意なことをカバーして得意を生かす選択肢として合っていたのは助かりました…↓