
建築現場だけではなく、あらゆる仕事やスポーツチームのドラマや漫画、小説にて『やる気がないなら帰れ!』って上司や先輩に叱責されるシーンを見たことある人が多いと思います
果たしてこれはパワハラでしょうか?
私の答えはパワハラではありません。
しかし、それはケースバイケース。
やる気が無いのとやる気があって一生懸命やっても思うように技術がついてこない人は全然違います。
本当に仕事に真剣に向き合っている人は、相手がやる気があるか無いかはわかります。所作に全てが表れていて、もっというと
体調が悪い・やる気が無いの違いもわかります。
やる気が無い人の全ての所作、態度、スピードや顔つきが自分だけでなく周りにも悪影響を与えますし、揉め事や怪我に繋がります。信じがたいかもしれませんが、本当に本当にやる気がなくダラダラしている人っているのですよ…めちゃくちゃ乱れるのです。
なので本人だけでなく周りの人のためにも『やる気が無いなら帰れ』は正しいのです。
ただ、その言葉では誤解を生むので、やる気が無い理由や不満をヒアリングした上で怪我に繋がるから今日は帰ってリセットした方がいいと伝えるべきです。感情的に言葉を投げるのも間違いです。ベテランさんはこういうところあるので要注意。
頭ごなしに帰れ!は何も解決しませんし、それこそ相手の言い分をヒアリングしてみたら社長や上司、同僚が日頃からパワハラ体質だという可能性もあると思います。
やる気はあるけど慣れてないとか不向きで進みが悪い人には帰れ!ではなくてやり方を教えたり、適材適所を探したりとサポートをします。誰でも初心者の経験もあるし、特性的に苦手でどうしようもない人もいて本人が苦しんでいます。その場合は帰れ‼は間違いです。
また体調が悪くダラダラしているように見える時は仕事を気にせず休養を取ってもらいます。しんどくて休める人ばかりではなく、休むと言い出せない人もいて我慢し続けていることは周りが察しないと全体的な事故にもつながりますので、とにかく人それぞれの体調や特性を知り誤解しないようにしています。
※こんな私は帰れ!やめろ!向いてない!邪魔!っと言われてましたが、できない自分が嫌われるのは当然だな、技術身につけなきゃっと、空気読まずにしぶとく勤しんでました(笑)
で、私は心が狭いしこだわりが強いので、わざと手を抜いてやる気が無い人、所作に怠けが入っていたらとにかく帰れ!って苛立ってしまう器の小ささです(今は自分の仕事に直接無関係の人に対して口には出さず無視することを身につけました)
苛立ちというか、ダラダラしているのを観ると、逆にかわいそうで気の毒にも思います。やりたくないことを毎日するの苦痛でしょうね、でも働かないといけないからと何とか仕事場に来てダラダラと負のオーラを垂れ流して周りにも悪影響を与える日々、明るい未来が描けないのは苦しいと思います。
その点私はものづくり作業が好きで良かったし、精神的な支えにもなっている仕事で助かっています