家具職人になりたいとか、様々な夢や目標があり、なかなか芽が出ない時に成功者の若いときの苦労や失敗談とそれを乗り越えたストーリーや方法をテレビなどで観るととても励みになり刺激になり活力になりますよね。
私も20代から常に成功者の体験談とか失敗談とか苦労話や乗り越えたストーリーが好きで精神的に支えられたことはたくさんあります。今回はその刺激や情報や麻薬でもあるなあというお話です。
情熱大陸・逆転人生など成功者の失敗談は麻薬
主にビジネスに視点を置いた様々なジャンルの人の挑戦や成功談や思考が比較的多い内容のテレビ番組の有名どころと最近のものも含め
- 情熱大陸
- プロフェッショナル仕事の流儀
- がっちりマンデー
- ガイアの夜明け
- カンブリア宮殿
- セブンルール
- 逆転人生
- switchインタビュー達人達
などなど、ドキュメンタリーは人の心を動かします。
私も動かされる側の人間の一人で過去にも左官職人の挟土秀平さんやミュージシャンの斉藤和義さん、コジマ技研工業株式会社さんの小嶋實さんなどジャンルが違えど様々な成功までの道のりは気分を上げてくれる心の良薬です。
失敗からの成功談は心の救いや刺激になる
やりたいことが形になるか、成功するかが見えない時はワクワクしたりがむしゃらになって周りが見えないこともある反面、不ッとしたときに不安に際悩まされてしまい湯鬱になったり落ち込んだり、辞めてしまいたくなったりするもので、そんな時に成功者のドキュメンタリーを観ると『35歳まで違う職業だった』『40歳まで借金で苦労したんだ』『42歳で陽の目を浴びたんだ』『何度も失敗を繰り返したんだ』などなど知ると、『自分もまだまだ頑張れる!』と活力になりますし、辞めずに頑張る気持ちを継続させてくれます。
それは本当に良薬ですが下手をすると麻薬で抜け出せないことも…
他者の成功論は引き際を見失う麻薬でもある
自分で拓く人生に希望をもって期待して、その道中は良い刺激がある反面、落ち込むときは相当落ち込んで心が病んでしまいます。そのたびに気持ちを奮い立たせて自分にもできる、あきらめなければ叶う、っと根拠のない自信も背負ったりと
全く未来が明るくなる兆しが見えないまま歳を重ねてもあの人は45歳から成功したんだから自分も大丈夫という希望や成功時の妄想が勝ち、自分でも無理かなと思ってはいるものの諦めるとき、引き際を逃してズルズルズルズルと時が過ぎてしまう、あ、これって私のことでもあるのです。
挑戦は悪くないけど、自分の周りの人が応援やサポートを大幅に超えて、一方的に迷惑や心配や負担をかけていたり、お世話になりすぎていた場合には、向いていない踏ん切りをつける必要もあり、その踏ん切りが成功者の刺激という麻薬により辞めれないのです。いつかは、いつかは恩返し、といってもそのいつかがなかなか来ずに精神的にも金銭的にも苦しくなる。かといって生活のために違う仕事をすることもできない。若いならまだしも中年になってもこれだと直接迷惑かけてなくても生き様自体が精神的に迷惑をかけていることもあるのです。
それぞれの価値観や家族の在り方で、サポートを苦なく周りがしてくれる場合には問題ないのでいいのですが、他人の成功談という良薬がいつしかあまりにも自分の気持ちだけが高揚して周りのことも考えずに情熱を持ち続けているだけの麻薬になり抜け出せなくなることにも注意が必要ですね。ってこれもう一度言いますが私のことなんですよ。