病院個室のカウンターテーブル

先日、甥っ子1にクリニックの入院個室のドレッサー兼デスク兼ミニ冷蔵庫置きのカウンター製作を手伝ってもらいました。材料はヒノキの集成材です。構造やデザイン的に、ビジネスホテルのシングルルームのカウンターテーブルにもできますね。

ヒノキテーブル
ヒノキテーブル

後日『身長181cmの机の高さってどれくらいが一番いい?』とメールがあり、お主DIYする気だな?と嬉しくなり、今より6cm高くしたい答えに。まずは既存の机の高さを変える方法を数点教えました。ただ、身長だけの問題ではなく、椅子の高さ(座高や差尺の問題)やひじの角度、パソコンのキーボード高さや使用方法にもよるとうんちくをプラス。

  • 脚にキャスターやアジャスターをつける(足の厚みが必要)
  • 天板をもう一枚重ねる(今の状態で膝が天板に当たる場合は適していない・イスとのバランスを考える)
  • 脚が細い場合、足の厚み分のくぼみをつけた角材凹を作って振れ止めをして嵩増しする
  • 角材凹の下にキャスターのプレートやアジャスターのプレートを付ける

キャスターやアジャスターをつける場合金物の高さを計算する必要があり、凹に足を入れる場合には凹の深さを差し引いて高さを計算します。

甥っ子は数学が得意なので絵を描いて写真を送ったらそれだけでイメージができるので話していてもスムーズで楽しいです。職人になってとは言いませんがDIYにもっと興味が沸いてくれたら個人的に嬉しいな!

ちなみに、

介護が始まり合間に手伝い始めた木工所も職人さんの高齢化で全員辞めた後、私と社長のみでしたが夏からレギュラーでバイトに来てる方も慣れてきた今、繁忙期に差し掛かり外注さんや週末だけヘルプに来る人や75歳の方や時折学生の甥っ子にお願いしてもまだまだ人手不足です。

しかし、冬は寒すぎて気軽に誘えないのですよね…バイトから始めた家具職人さんも冬スタートだと1日でやめてしまうこともあります。かといって真夏も暑すぎて1日で辞める人もいますが…冬の方が比較的嫌がられるかな(笑)

底冷えで立ちっぱなしで動いても体が熱くならないし体力は消耗するし、好きだとかスキルを身に着けたいとか健康的に体を動かしたいとか、家が近いなどなどこの仕事を選んだ明確な理由がないとなかなか継続しづらい環境だなっと痛感します。

もちろん、空調設備が整っている木工所もあり(以前勤めていた中に空調完備で機械も素晴らしいところが実際にありました)、会社の在り方によりますが知る鍵のなかでも小さな木工所は自然環境に耐えうる必要があるのでバイトに来た人は相当つらいようです。

私自身は登山での対応力のトレーニングも兼ねているので自然に任せた環境での仕事は心理的に問題ありませんし良かったと思っている方ですが、他の人にとって自分の働く環境が正解だとは思っていない為、つらくてやりたくない人に無理に推奨することもないし、これが当たり前だと強要する気もありません。実際歳を重ねるにつれ冷えは相当堪えます。

このブログでも冷え性対策や暑さ対策で時折参考になることや愚痴を記載しています。