ラーゲリより愛を込めてで祖父を想う

昨日2025年8月11日に二宮和也さん主演の『ラーゲリより愛を込めて』が地上波で放送されたので観賞しました。ただただ戦争のことを学びたいというだけではなく、私の祖父がシベリア抑留者だったと知ったのがなんと数年前…

この記事参照⇒

で、大人の教養TVでシベリア抑留についての解説動画があり、はじめて、祖父が生きて帰ってきたことがとてつもなく大変だったことに気付かされたのです。母も全く知らない事だったので動画を教えました。それから私は戦争の事も感情移入してみることになり、苦手とか興味が持てないといってられず説教苦的に学ぶようになりました。落ち着いたら舞鶴引揚記念館に母と一緒に行こうと思います。

棚板面取りしながら大人の教養TVの太平洋戦争を聴き流した話

生前聞けなかった戦争体験談ですが、様々な人の体験談とか解説動画など観ていくうちに祖父が生還したのは貴重であり、その後母が産まれて命がつながって、、となると希死念慮に襲われるだとか言ってる自分は祖父に申し訳ないという気持ちもありながら脳の病なのでコントロールできない部分もあり複雑です。

ただ、自分の脳の調子を無視して健全な気持ちでいうと、祖父が厳しい抑留生活の中、無事に生還し、その後仕事に没頭し寡黙で笑顔もあまりないのに優しい雰囲気をまとっていたのは、戦争が残した心の傷ではないかと思います。

一緒に暮らしたこともないし、お盆休みに数日帰って晩御飯の時に会話する程度でしたが、その中で、濡れタオルがすぐ凍ることや、排せつしたらすぐに凍ってとても痛くなることなどちょっと面白くとらえてしまい苦悩に共感してあげられなかったこと…これは幼いながらも悔いが残ります。

なかなか話せない事、母にも全く話したことが無かったようで、母は祖父の戦争体験を知らないのです。深く考えられない年頃の孫だから話せたかもしれません。

しかも弟は定かではありませんがニューギニア戦線で戦死しているらしいことを知り、もしかすると水木しげる先生と同じラバウルだったかもしれません。先生の書籍を読むとヒントや名前が出てくるかもと思い読んでみます。

祖父は引き揚げ後から休まず仕事に勤しみ、母が産まれて結婚し、毎年育てたお米や野菜、冬の閑散期に土木作業をした資金から孫である私たち兄弟姉妹全員に平等に節目のお祝いをしてくれてありがたい限りです。

先祖の生い立ちや経験を知っているのと知ってないのとは全然違う、今さら知ったことは悔やまれますが、知ってから生まれる新しい価値観や、自分にできる行動もあるのでしっかり学んで整理して未来をよくすることに努めたいと思います

【PR】

ラーゲリより愛を込めて 豪華版【Blu-ray】 [ 二宮和也 ]