見ざる聞かざる言わざる

二級建築士の独学で日本建築史を聞き流していると、日光東照宮についての解説があります。日光東照宮は徳永家康の墓所であり、祀られている神社で権現造りの霊廟建築で、まずは権現づくりとは何だ?から始まり、拝殿と石の間と本殿をつないだ建築、フムフム、ガイド中の神社案内時にも見るぞ。っと知識の薄いガイドを恥じながら次に活かそうと勉強…。

霊廟建築って?に関しては権力者を祀った神社で豊臣秀吉の豊国廟もそれにあたるとのこと、知らない…豊国廟…あとで調べます。

栃木県の日光東照宮の神厩舎という馬小屋の屋根の下、長押(なげし)の上に彫られている三猿の意味は他人の欠点やあやまちなど、悪しきことは、見ようとせず、聞こうとせず、言おうとしない、これさえ守っていれば、人との争いはしなくてもすむことをいい、良いものだけを受け入れ、素直な心のまま成長せよという教えだそうです。

なんだか仕事の凡ミスを毎回繰り返して嘘つく人を見て直接苦言することに自己嫌悪な日々は真逆だなぁ。良いところを見て褒めるのはよくわかる、でもお客様に迷惑になることを見逃して注意しないのは万が一不具合が起きたら争いにもなるよね…でも凡ミスの連続に関して嫌味を言ってしまいそうになったらそれは我慢して辞めれる思考になりたいです。

また、金剛山如法寺にある「隠れ三猿」(鳥追観音)は日光東照宮の作品でも有名な左甚五郎が心を込めて刻んだと伝えられる、三匹の猿の彫刻で、それぞれ「災難より隠れ猿」「災難より逃れ猿」「安楽に暮らし猿」のいわれがあり、『昇り龍、降り龍』『梅に鶯』の彫刻も有名だそうです。

日本建築史を学ぶことで必然的に歴史を学ぶことになり、苦手だった日本史も面白く思えるようになってきたと同時に、観光ガイドとして山奥にある城址に神社にと登山することや地域の歴史を深く伝えることが出来そうだと、田舎に戻ってガイド復活する際に視野が広がっているのでワクワクしています。


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